商事信託と民事信託の信託における意味の違い

信託といえば専門の銀行のように、どこかの第三者の企業が引き受けて、財産を運用していくという場合が多く、その運用では委託先に報酬を支払う必要があります。しかし、それとは反対に報酬をもらわずに行う信託というものも存在し、全てはどちらかに分類されます。

さて報酬が発生する場合は商事信託といい、これは営業として引き受けるものであり、その行為は商業活動にあたります。営利を目的として委託を引き受けるのであり、不特定多数を対象にしたものです。ただしこれを行うには、国から許可を取る必要があり、許可無く行うと法律違反になり、罰せられるのです。

それとは反対に、営業目的で行わないのを民事信託と言います。たとえば不動産をもっているオーナーの息子が受託者になり、営利目的で行わないような場合です。民事信託は多くの場合は、身内同士で行われることが多いので、言い換えれば家族信託とも言えるのです。

さらには福祉型や、街づくり型などの場合もこれに含まれています。
ここで、複数の身内、たとえば母や父や祖母や祖父が受託者になって、それぞれの人が報酬をもらえばこれは商事になるということではなく、これでも民事の範囲になります。

これは身内だけを対象にしており、不特定多数に対して行われているものではないから民事になります。ただし報酬を受け取って行うことをどちらかと見るかは、ケースによって、人によって判断は様々なので、場合によっては民事と認められないこともあります。

この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:金融用語

このページの先頭へ