信託の歴史は、中世のヨーロッパから始まった

信託というのは、信頼できる人に自分の財産を託すということであり、今では信託銀行など専門のノウハウで財産を運用する企業に委託するのが一般的となっています。しかし、その起源は遡ってみれば中世のヨーロッパから始まったとされています。

ヨーロッパのイギリスでは中世に一般の人が教会に自分の財産を寄付するのを禁止する法律が出来ました。それによって危険を感じた民衆が、その代わりとして、身近な人や弁護士などに財産預けて、その運用益によって、その一部を教会に寄付する方法が始まりだと言われています。

また十字軍遠征の際には、長期間自分の家を留守にすることを危惧した兵士達が、自分の財産を他人に預けて管理してもらったのが始まりだとも言われています。
日本では明治時代に信託に似たようなものが少しずつ表れてきました。そして大正時代に正式に法律が出来ました。

しかしながら、その法律はその後何年経っても一切改正されることはなく、昔の古い言葉のままで、一般の人にはさっぱりと馴染みのないものでした。時代に合わない法律だったので、それが平成になってやっと改正され、現代に合った法律になったのです。

法律は改正されたのですが、それによって、人々に財産を誰かに運用させるということが普及したかというと、まったく普及せずに、やはり内容をしっかりと理解していくのは難しく、なかなかスムーズに制度を利用するのは難しいのが現状です。更には専門家でも詳しく内容を知っている人は少ない状態でもあります。

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カテゴリー:金融用語

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