交付国債は通常の国債とは仕組みの違うもの

国債と言えば国が発行する債券であり、それを購入した投資家や個人は定期的に利子を得ることが出来、償還時まで保有すれば元金も保証も得ることができます。また償還前の途中でも売ることが可能となっており、国としては公共事業などの運用などの為の財源確保のために、それを発行し、それは国の借金とも言えるのです。

同じ債券の借金でも交付国債というものがあります。これは国が公的機関などに現金などを支払う代わりに発行する債券であり、無利子の国債です。交付国債を受けたところは、必要なときになったら請求すれば換金でき、国にとっては予算に計上する必要もありません。このために、財政の最終的な打ち出の小づちのような性質があります。

原則として譲渡や処分は出来ないようになっており、償還の必要もなく、申し出があるまでは金銭の支払いを延期でき小切手のような感じでもあります。発行時には新規発行国債に含まれず、予算計上する必要もなく、当面は国の財政悪化を防ぐことが出来ます。換金される場合には、一般会計などの財源を充てて現金に換えます。

このように良い面が目立ち、どんどん発行して財源を確保すればいいように思えますが、しかし発行されたものはいつか現金に換えなければなりません。

そのために、支払いの為の明確な財源予算を計画しておかなければならず、不明瞭な税率アップなどを視野に入れて、それを支払いのあてにするような場合は、最悪国と民間ともども共倒れする可能性もあるのです。

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カテゴリー:金融用語

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