コーラブル債は償還前であっても途中で償還できる

コーラブル債とは、発行する側が償還日まで経過しなくても、都合によってはその前の早期に返済できる権利を有する債権のことをいいます。コーラブルとは、コールする権利があるという意味であり、発行側が投資家から債券を買い取るという意味合いがあるのです。

投資家にとっては満期まで保有することを前提として債券を購入した際、思わぬ所で損失を出すこともあります。満期が20年であるのに、投資後の3年目に早期償還されてしまったということも起こります。投資家にとっては投資する期間が不明瞭になってしまうために、その分支払われるクーポンは高く設定されているのです。

発行側にとっては市場の金利状況をみて償還時期を判断でき、発行時の金利水準以下になると償還する場合が多いです。発行時点で購入したときは、デフォルトにならない限りは元本が全額戻りますが、途中で購入するときは注意が必要です。たとえばコーラブル債を発行後に110円で購入したとします。

しかし、その債権が満期前に返還されてしまうと、基準価格の100円で返還されるので、その分の差額が損失となるのです。さらには長期間の場合は途中償還されなければ、資金が拘束されることにもあります。

なかには、満期になる間に複数回償還時期が設定されている債券もあり、これをマルチコーラブル債といいます。さらには、似たような仕組み債で、事前に設定した条件になると自動的に早期償還されるような債券も存在するのです。

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カテゴリー:金融用語

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