コンソル公債が発行されるまでの歴史と経緯

コンソル公債とは公債と名前が付いている通り国が発行する債券であり、それはイギリスが国内で発行しています。その特徴は償還期限が無く、永久に利子がついているという仕組みのものであり、永久債とも言われ、それは現在でもイギリス国内で8銘柄が存在しています。

もともとイギリスは、戦争時代に軍資金といったものが必要になると、ロンドンなどの商人や銀行などから借金をして資金調達をしていました。戦争に勝利すれば賠償金などや領土も手に入る可能性があり、またイギリス君主の資産などを担保にしていたので、資金は比較的スムーズに集まりました。

しかし君主が死亡すると、後継者は相続放棄や借金の棒引きなどをしたので、これらの借りていた借金や債券は市場に流れ取り引きされるようになります。これでは誰の借金かもわからなくなり、曖昧になったので、英国の債券は公的債務として取り扱うという法律を作り、そのお金の流れを明確にするようにしました。

政府の借金は政府のものとなりましたが、財政の負担は増えるばかりなので、その解決策として、これまでの異なる債券などをまとめて一本化し、償還期限のないコンソル公債を発行しました。

この債券は50年以上も前に新規発行は止まっていますが、今でも数銘柄存在し、取引は行われています。市場原理から見るとこの債券は金利の変動に対しては価格の変動が大変激しいという特徴があり、利子と価格の関係を説明するのにとても良い例なので、経済学などでも取り扱われることがあります。

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カテゴリー:金融用語

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