最終利回りは償還まで債券を保有したときの損益

債券は満期まで保有していれば償還され、それまでの利息と額面と購入時の価格差で損益が出てきて、この満期までの損益を最終利回りと言います。計算する場合は、保有期間中の利息と、償還時の債券価格の損益を足して計算します。

利回りと言うからには、投資資金に対して、何%の損益が出たかということを表わし、再投資を考慮した場合は複利という考え方で表わされるのです。
違う言い方をすれば保有期間中の収益率とも言え、たとえば投資資金100万円に対して1万円の利益があれば1%の利回りということになります。

投資資金に対するクーポンの収益割合を表わすのが直利と言い、企業がよく利用する計算です。その年のみの利益を計算する場合には、単利という方法が使われ、債券市場では単利ベースの取引が行われます。複利と言えば、クーポンの収入を投資金に組み入れて新たな資金として計算する方法です。

この複利という方法は単利に比べると、投資期間が長くなればなるほど利益率は高くなっていき、資産を長期的にそして急激に増やそうとする場合には有効です。投資してから数年かは緩やかなカーブを描いて資金は増えますが、ある時期を越えると爆発的に資産が増えていきます。

このように最終利回りにはいくつかの考え方があり、日本では利子付の債券では単利で、割引債は複利で計算するのが主流です。それに対して海外では、利子付でも割引債でもどちらでも複利計算が使われるのがほとんどです。

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カテゴリー:金融用語

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