財投機関債は特殊法人が財政確保のために発行する債券

財投機関債は、首都高速道路公団や中小企業金融公団といった特殊法人が発行する債券のことです。これは政府が元本などを保証しない債券と言われていますが、実際にこれらの法人の経営が悪化したときには、政府は保証しませんが、実際には経営支援は行われるのではないかと思われます。

政府関係の特殊法人は、かつては大蔵省を通じて、郵便貯金や年金の積立金などから資金融資を受けており、自ら資金を確保する必要はありませんでした。そのために市場からの財政状況の監視も行われず、経営も不透明になり、さらには官僚の天下りや莫大な退職金の支払いなどの問題が生じていました。

その非効率で不透明な運営に批判が集まっていたので、特殊法人自らが資金を確保するために、財投機関債の制度が作られたのです。これによって発行元はIR活動で自らの経営状況を広報して、市場での評価を受けます。

このように資金の流れを外部にさらすことで、運営内容や財務状況などを透明化して、効率よく合理的に法人経営を行うことが期待されているのです。これらの法人の格付けは、事業基盤や財務力と国の信用などの両面から評価され格付けされることになります。

発行債券の金利については、国債金利に比べると、高くなりコストとしては増大することになり、実際の発行に関してはコスト面などを判断する必要があるのです。経営状況などで自ら資金を集めるのが難しい特殊法人では、政府が保証する債券の発行が認められています。

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カテゴリー:金融用語

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