経営悪化した公営企業などが発行する債券の三セク債

三セク債は正式名称では第三セクター等改革推進債といい、地方自治体が運営する公営企業で、財政状況が悪化した場合に、そこを廃止し精算するときに発行が認められている債券です。

この発行の狙いは、多くの借金などを早く処理して、地方自治体の健全化を進めるために行われ、将来的に健全化出来ると認められた場合にのみ発行が許されます。発行債券の返済期間は10年間が期限であり、一部の利息は国から補助が出されます。

地方自治体では決算では黒字でも、補助金などを除くと赤字であったり、資産を売却しても負債を返済できないほどの債務過多であったりするケースなど、これらは採算性がないとみなされ、民間企業への売却や廃止などを検討しなければいけません。

バブルの頃に連発された第三セクターは、人口減少の地方にとっては打ち出の小づちのような存在でしたが、バブル崩壊後は事業計画が破綻し塩漬けの状態のままのところも多く、今も赤字を垂れ流しています。

このような借金を生み出す第三セクターは、地方自治体にとっては自分たちが破綻する原因にもなりかねず、自分たちだけで借金を処理する限界を超えているところにきています。

多くのところでは経営の責任の所在もはっきりしておらず、天下り先の温床ともなっているのが現実です。つまりは経営を健全化して処理することは、天下り先を失うことにもなりますが、地方経済が破綻寸前の現状を解消するために、三セク債を使った処理は早急に行われなければなりません。

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カテゴリー:金融用語

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