抽選償還は抽選で償還する債券を決める方法

抽選償還は抽選によって償還する債券を決め、債券の所有者の意志に関係なく行われ、債券毎に記載番号を元にして償還対象の債券を決めて額面で返済します。抽選に当たるかどうかは、官報や新聞などの所定の場所に記載番号が掲載されるので、それを確認することでわかるのです。

この償還方法は発行側にとってはリスクを減らせます。たとえば民間企業が転換社債を発行し、株式への転換が進まなければ、負債が増えていくことになり、それにより自社の格付けや株主総会での指摘などが行われることになってしまいます。企業側としては、資金の余裕があるうちに早めに転換社債を返済したいと思うのです。

そこで登場するのが抽選償還です。発行側の意志によって転換社債を買い入れしたりすることで、発行残高を減らし負債も減らすことができます。しかしながらこの方法は投資家にとっては損失が出やすい特徴もあるのです。

強制的に額面100円で償還されるために、購入時に100円を超える価格で購入した場合には、その差額分が強制的に損失となってしまいます。
ただし抽選償還は、それを行う4カ月前までには、抽選するということを新聞などで告知しなければいけないという決まりがあります。

そのために、当選すれば強制的に額面で変換されるので、もしも債券を購入している者は、告知時に額面以上の100円よりも上の債券価格であれば、早めに売却して換金するなどの損失を出さない対策をするのが懸命な判断と言えるのです。

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カテゴリー:金融用語

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