早期償還すればそれ以降の利子は受け取れない

早期償還とは、債券の発行側が償還日の前に一部を償還することをいいます。これは予めその時期を決めておく場合と、都合によって随時行っていく場合の2種類あり、発行側にとっては、負担を減らすことが出来るのです。

ただし購入者にとっては、満期まで運用を考えていたりすると、償還後の利息はもらえないなどの事が起こり、利回りも低くなってしまいます。たとえば年率4%の債券を購入して、最初の利払いで償還されてしまえば利回りは4%以下になります。

少しでも利息がもらえたからそれで良いという考えもありますが、継続的な投資を考えていた人にとっては不本意な結果になるでしょう。そこで、別の仕組み債などを買えば、継続して利息を受け取れることになり、前の債券が突然償還されても、その分を補えます。このような仕組みはどこの証券会社でも扱っているのです。

ただしこの方法には問題があり、債券を乗り換えると前回と同じような水準の金利を継続しようとすると、債券価格がどんどん相場の天井付近まで来てしまいます。

そうなればいずれは相場が反転する場面に遭遇してしまい、早期償還はされなくなるのです。そのときには、満期まで利息の支払いは受けられるものの、債券はノックイン価格をつけて元本を割って償還されるという可能性が出てきます。

また利率も思った以上に高くなく、さらなる違う債券を検討したい衝動に駆られるということも起こる可能性があるでしょう。このように投資家にとってはいろいろな意味で大変大きなリスクをはらんでいる方法であると言えるのです。

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カテゴリー:金融用語

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