第三セクター等改革推進債は経営悪化した公営企業の精算に使われる

第三セクター等改革推進債は三セク債とも言われ、経営が悪化した第三セクターや公営企業などを廃止したり精算する際に発行されたりする地方債のことを言います。負債を早く処理して、地方財政を健全化するのが狙いであり、地方自治体が将来的に健全な運営になると認められた場合にのみ発行されます。

発行債券に関してはその返済期間は最大で10年とされ、利息分に関しては国からの補助を受けられるのです。金融機関からお金を借りる場合には、利子が高く、金利が上がればその分利息の支払い負担も増えます。それに比べ三セク債は、低金利でお金を集めることが出来、長期にわたって低利息を固定することも出来るのです。

金融機関などの審査を経て資金を調達する場合に比べても、この債券だと確実に資金調達が可能です。赤字になっている公営企業を改善することが目的なので、それに付随する土地などの活用方法も見いだせる場合があります。

ただしこの債券で精算する場合には、一時的に多額の負債を抱え込み、毎年の返済費用が膨らみ、財政が硬直化してしまうことになります。発行する際には、一時的に多額の費用を調達しないといけないために、行政運用にも影響が出ることも考えられるのです。

10年と償還期間が短いために、財政指標が悪化する恐れがあり、早期健全化を目指したいけども、なかなか使えないという場合もあります。そのためにも10年償還ではなく、20年や30年と言った長期的な期間も可能にするべきです。

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カテゴリー:金融用語

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