債券の定時償還は所有者にとってどうなのか

債券用語で、定時償還という言葉があります。これは、債券の発行者が据え置き期間や途中返却額、途中返却日を決めておくもので、途中償還の一つとなっています。抽選によって返却する債券を決める方法があり、抽選に当たった所有者は、額面の返却に応じなければなりません。

この場合、投資者からすると満期日までに利回りが確定されないので、不安定さがあります。他に、買入償還がありますが、これは、買入消却とも言われます。発行者が債券の購入者から一部または全部を買いとり、これを消滅させたり、失効させたりすることです。これは、満期日に全額を返済する負担を避けるための方法の一つです。

しかし債券の保有者が売却しないと言えばそれまでで、抽選償還のような強制力はありません。もう一つは、定額償還というものがあります。これは決まった額を返却することです。現在では、定時償還を行っているのは地方債などの限られたものだけです。

地方債というのは、地方公共団体が財政の収入不足を補うために発行される債券のことです。起債する場合には予算で起債の目的や方法、限度額、利率や返却の方法などを決めておく必要があります。発行額は増加傾向にあり、地方自治体が民間資金への依存が高まっているのではないかと言われています。

また、発行する団体の財政状況によって利回り格差というものが生じているのです。
地方債自体は、政府保証があるとみなされているので、安全性はとても高いです。満期まで持てば元本は保証されます。しかし、満期途中で売却すると、売却損が発生する可能性があるので注意が必要です。

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カテゴリー:金融用語

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