年金交付国債のしくみはどうなっているのか

年金交付国債は、交付国債の中の一つです。では、交付国債とは何かというと、国が債券発行によって出る収入金の手当を行わずに国の債務の履行のために金銭の代わりに発行する債券です。これは、第二次世界大戦の後、戦争によっていろんな損害を受けた人に対しての弔慰金や補償金の給付が目的で発行されました。

必要な時に現金化できるもので、「約束手形」のようなものです。
それでは、年金交付国債とはどういったものなのかというと、基礎年金の国庫負担が財源不足にならないよう、年金財源として発行される債券です。償還期間は20年間です。交付先ですが、公的年金での積立金を運用している独立行政法人となります。

これは、発行する時に現金が必要となりません。そのため、予算に計上する必要がなく、財政悪化を防ぐメリットがあります。この財源には、消費税増税分が充てられる予定です。また、この債券には利子はつきません。

この債券発行については、粉飾的国債だといった声があります。予算に計上しなくていいので、実態よりも少なく見せるかけるためのものだとか、わざわざこんなしくみにしなくても、普通の国債でいいのにとか、これは赤字国債の発行を44兆円に抑えるためにしたものだとか、いろんな声があります。

もしも増税がされなかったら財源がありません。この債券については、個人投資家が買うものではないので、私たちはあまり気に留めないものかもしれませんが、これからの日本の将来について不安を感じさせるものと言えそうです。

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カテゴリー:金融用語

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