マルチコーラブル債の特徴について知っておこう

マルチコーラブル債とは、複数回の期限前償還が設定されているコーラブル債のことです。証券の世界では、発行体が投資家から債券を買い取ることをコールと呼びます。そしてそれを複数回できるようにしているため、この名前で呼ばれているわけです。

ちなみに1回だけ設定された状態はワンタイムと呼ばれており、2回以上の場合がマルチとなります。ほかには、いつでも可能なものとしてエニータイムという名称もあるのです。マルチコーラブル債は、金利が低くなる繰り上げ償還されてしまうため、投資家にとって計画通りに運用することができなくなるという特徴があります。

これだけだと魅力のない債券になってしまいますが、これを見越して当初の金利設定が高めに設定されているので、十分なメリットがあるでしょう。もちろんどのように金利が変動していくのかは、そのときになってみなければ分からないため、そこを見極められるのかどうかが成功のコツになるというわけです。

よく分からないままに勧められた銘柄を買ってから、マルチコーラブル債であると気づくこともあります。通常とは異なる特徴があるため、期待値の計算も変わってくるので、思わぬ方向へ転がってしまうこともあり注意が必要です。

そのようなことを防ぐためにも、実際に自分が買おうとしているものはどんな性質を持っているのか知っておく必要があります。知識を蓄えるということは、それだけ失敗を防ぐために役立つのです。

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カテゴリー:金融用語

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