国内と海外とで評価の異なるユーロ円ボンド

ユーロ円ボンドとは、日本以外のいわゆる海外で発行されている円建て債券で、海外で発行されたものならすべてこう呼ばれているため、通貨自体はユーロと関係ありません。しかしこの仕組みがもともとユーロ市場から始まったものであり、現在ユーロ市場で発行されることが多いため、あながち間違いではありません。

実際に解禁されたのは1984年のことですが、欧州投資銀行債という1977年から始まった仕組みが原点となっています。ユーロ円ボンドの特徴として、日本の規制がおよばない場所で発行されるというものがあります。このため自由度が高く機動的に発行できるので、低コストを実現しているのです。

これにより日本国内で調達することと比べても、数多くの優位性があるのです。このように発行者側からはたくさんのメリットがありますが、もちろん投資家側にもメリットがあります。通常の場合と比べて高利回りでの運用が期待できるのです。このように双方にとってメリットがあるため、日本の発行体と投資家の間では注目を集めているのです。

その他にも取引のすべてを円で行えるという分かりやすさなどがあり、日本の投資家や発行体視点で見ると多くの良い部分がありますが、逆に海外の投資家からは需要は少数です。その理由は円が低金利だからです。

一方向から見るとメリットが豊富にあっても、逆の立場で見ればメリットになり得ないこともあるでしょう。この点もユーロ円ボンドの特徴と言えます。

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カテゴリー:金融用語

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