安定性に富んだラダー型ポートフォリオが活用される場面

ラダー型ポートフォリオとは資産運用スタイルの一つで、各期限の債券を均等な割合で組んだ形態のことを指します。短期債、中期債、長期債のそれぞれがバランス良く保有されている状態というわけです。ちなみにポートフォリオとは、それぞれの投資を組み合わせたもので運用資産全体のことを指す言葉です。

この名前の由来は、それぞれが満期を迎えるタイミングが、はしご形になることから来ています。ラダー型ポートフォリオが持つ最大のメリットは、管理が分かりやすくなるところにあります。一定のルールに従って各残存年数の債券を均等化し、それぞれ償還まで持ちきる形になります。

これにより金利予測をする必要がなくなるため、複数の債権を持っていても分かりやすくなるわけです。所有している債券が償還され、それによって生じたキャッシュフローを長期債へ投資していき、均等な組入比率が持続されます。

債権は常に価値が変動していくものであり、金利が上がれば債券自体の価格は下落し、逆に金利が下がると価格は上がります。そして長期的に保有することで、より金利変動の影響を受けやすくなるため、よほどしっかりとしていなければ管理が困難になってしまうのです。

他にもメリットはあり、売買回数が少ないことからくる低コスト化、常に再投資をすることにより利回りが高くなる、短期債を所有することで得られる流動性があります。極めて高い安定性があるため先の予測が付かないときはとても安心できるでしょう。しかし安定性を得る代わりに、運用に課せられた制約から積極的利益を得られにくいという点もあります。

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カテゴリー:金融用語

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