利落ちのことを知らないと気づかぬうちに損をしてしまいます

利落ちとは、債権の受渡日が利払い日に当たるため、経過利子が発生しない状況のことを指します。本来既に発行されている債券を売買すると、前回利払い日の翌日から受渡日までの経過日数によって、日割りで計算された利息が発生します。しかし実際に払われる日に他者の手へ渡ってしまうことにより、それ自体が発生しないということです。

後払い形式を取っているため、このようなことが起きるわけです。ちなみにこの言葉には、もう一つの意味があります。公社債・株式などの有価証券で、利息や配当が支払い済みになってしまった状態です。それぞれまったく同じ言葉ですが、意味は完全に別なものになっています。

債券売買時の経過利子は、買い手側が売り手側に支払う必要があります。しかし利落ちになっていれば、そもそもその経過利子が発生しないわけです。基本的には経過利息で調整される形になるので、経過利子が発生したから損をするというわけではありません。ただし一つだけ、気をつけなければならないことがあります。

利払い日の前に権利落ち設定されている場合、その期間の間に購入するとマイナスになってしまうことがあるのです。ひとつひとつは、それほど大きなものではないように見えるでしょう。

ただしそれは取引全体から見てというものであり、実際には無視できる金額ではありません。さらにはそれが積み重なっていくと、気づいたときには大きな違いとなります。どのタイミングでどの債券を買うのかは、ときにこのような問題へ発展することもあるので、注意が必要なのです。

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カテゴリー:金融用語

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