リスクを抑えた仕組み債のリバースデュアルカレンシー債

リバースデュアルカレンシー債とは仕組み債の一つで、異なる種類の通貨を使って払い込み・償還・利払いを行う債券のことです。日本語で二重通貨建て債とも呼ばれており、他には逆デュアル債ともいいます。

払い込みと償還は円建てで行われ、利払いに関しては外貨建てで行われており、為替リスクは利払いの部分だけに限定されるというメリットがあります。仕組みとしては、クーポンスワップを組み込むことで組成されるというものです。リバースデュアルカレンシー債のメリットは、利払いが外貨建てで行われることにより、円建て債券よりも高い利率を実現しているところです。

デメリットしては前述したとおり、為替リスクがあります。これは債券の償還時に購入時よりも円高になっていると、為替差から損をしてしまうというものです。しかし償還も外貨で行う場合と比べてリスク自体は小さめになっています。

その結果、元本リスクを嫌う投資家であっても買いやすく人気があるのです。ただし、それぞれのデュアル債は流通量や市場規模が小さいため、流動性自体はそれほど高くありません。リスクを抑えることが特徴なので、どうしてもこのような部分は出てきてしまいます。

リバースデュアルカレンシー債が登場したのは、1980年代前半のことです。ただしこのときは日本で本格的に導入されておらず、1990年代に入ってから日本国内でも発行されるようになりました。現在は多くの人がこの方法を採用しており、代表的な仕組み債の一つとなっているわけです。

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カテゴリー:金融用語

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