利札という言葉は時代の流れとともに変わっています

利札とは、債権に付随する無記名証券のことで、クーポンと呼ばれて知られているでしょう。その役割は利子の支払い保証や受取証で、そこには利子額が記載されています。これを利払い日に金融機関へ持ち込むことによって、記載されている金額を受け取ることができるようになっていました。

その期日は一年に二回という形式が一般的ですが、それ以外の期間で定められている場合もあるのです。しかしこの方法自体は、現在利用されていません。
債券の現物が刷られていたのは昔の話で、現在は電子化されています。そうすると、それに付随して発行されていた利札自体も存在しなくなるのです。

電子化には多くのメリットがあり、取引のコストダウンができることや、各取引システム処理で自動化できます。これにより本来は自分から受け取りに行く必要のあった部分が、自動で口座へ入るようになりました。

現物はなくなりましたが、利札はシステムとして存在します。付随しているものを利負債と呼び、付随していないものを割引債と呼んで区別しているのです。また割引債自体は、クーポンが付随していないことからゼロクーポン債とも呼ばれています。

本来の役割はなくなってもシステムとしては残っているため、現在もこの呼び方をされていますが、クーポンという呼び方が定着してきています。利率自体がクーポンレートと呼ばれることも理由ですが、昔から使われ続けていることもあり、基本的には混在して使われている言葉です。

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カテゴリー:金融用語

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