投資することが誰かの助けになるワクチンボンド

ワクチンボンドとは、途上国における予防接種のための資金を調達するために発行されている債券です。発行元はIFFImで、日本語では予防接種のための国際金融ファシリティと呼ばれています。2006年に第一回の債券が発行されていますが、このときは世界の機関投資家を対象としたものです。

その後、2008年の3月に日本の個人投資家向けにも発行されています。
ワクチンボンドが発行された経緯としてあるのは、資金の即時調達が必要だったからです。世界各国から得られる寄付自体は2030年までの、長期間にわたって拠出されることになっています。

それだけの分を使えば、確かに大量のワクチンを購入することは可能ですが、残念なことに予防接種を必要としている子どもたちにとっては、今すぐにという問題がありました。そのため債券を発行して資金を調達し、それに対する返済原資には寄付金をあてるというアイデアが生まれました。

その資金は、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、スウェーデン、ノルウェー、南アメリカからの法的拘束力があるものなので、多くの格付機関から高い評価を得ています。

ワクチンボンドの登場によって、多くの資金を確保できるようになり、途上国における予防摂取率の向上に成功しています。投資でありながら直接的に誰かの役に立つものであり、投資対象としても魅力的ということから、とても注目されています。投資には、このようにさまざまな形があるのです。

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カテゴリー:金融用語

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