割引率の基準と計算方法について知っておこう

割引率とは、将来的に受け取る金銭を現在の価値にして引くときの割合です。つまり将来の価値を現在の価値と比較して直すための率を、一年あたりの割合にしたものになります。金融の世界においては、債権における償還差益と額面金額を用いて算出されます。

なぜこのような方法が用いられるのかというと、それは現在と将来の価値が必ずしも一致しないところから来ているのです。その当時は最新という評価だったとしても、次々と最新のものが投入されることにより価値は下がっていくでしょう。しかもそれはどうなるか分からないものなので、とても不確実です。

ただしこれは債券になると、形が変わってきます。利率が設定されている場合、一年後の価値はその利率分を上乗せしたものになります。具体的な数字をあげるなら10万円分の債券の利率が5%だった場合は、一年後に10万5,000円となります。

これを逆に考えて、10万5,000円を基準に現在の10万円がどれだけの価値を持っているのかにすると、10万円を1.05(5%)で割って95,238円という答えになり、この計算で使われる5%の部分が割引率となるわけです。

この利率は一般的に、長期の国債をはじめとした安全性の高い長期の債券の利回りを基準に算出されます。ただしこれは日本国内での話であり、国際的な基準では優良社債の市場利回りを参照して決定されるのです。債券以外の分野でも広く用いられる計算ですが、そのときはそれぞれの基準で割引率が決められるようになっています。

この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:金融用語

このページの先頭へ