固定された自国通貨の変動の範囲内で各国通貨が自由に取引されるのが管理フロート制

管理フロート制は、為替レートを決定するために設けられた制度のひとつです。管理変動相場制とも呼びます。固定相場制と変動相場制がありますが、管理フロート制はその中間と言えるでしょう。

固定相場制とは、為替レートを固定させておく制度のことを言います。例えば1ドル=100円というふうにレートを決めておいて、いつでもその数字で両替できるという制度のことです。ペッグ制とも言い、為替レートに振れ幅があってもそれがごく小幅に制限されているケースも、固定相場制に含まれます。

なお、この制度は中華人民共和国の人民元において以前採用されていました。
変動相場制は固定相場制にとってかわり、金融市場の主流になったもので、マーケットの需要と供給によって為替レートが決まる制度のことです。

フロート制とも呼ばれます。変動制ではさまざまな国の通貨は自由に売買され、日々変わっていきます。日本では変動制が採用されていますが、現在はレートが急に変わったときに中央銀行が介入して操作することがあるので、厳密には完全な変動制ではないと言えるでしょう。

この二つの中間である管理フロート制においては、自国通貨の変動の範囲が固定され、その範囲内でさまざまな国の通貨が自由に取引されます。通貨の動く範囲は中央銀行が管理し、為替レートを市場のメカニズムに任せるかたちを取ってはいるものの、その国の中央銀行や政府がその管理に介入しているというわけです。

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カテゴリー:金融用語

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