国際銀行間で計算される為替レートを米ドルを介さないで行う方法がクロスレートです

クロスレートとは、通常の場合国際銀行同士での通貨取引では米ドルを基準にされる為替レートを、この手法を使わない方法のことで、言い換えれば多通貨間の為替レートのことを指します。例をあげると、日本円とオーストラリアの豪ドルの為替レートを、円・米・豪と、米・豪のふたつの為替レートで計算する方法です。

このように米ドルを両国の流通貨幣の間に置くことで、例えば日本円を「A」、米ドルを「B」、豪ドルを「C」とした場合、AはBであり、CもBになるので結果的にA=Bという流れになり、この流れで計算する手法になります。

実際には、グラフの縦軸と横軸にそれぞれの通貨を置き、マトリクスでその数字を示す方法がとられます。具体的なクロスレートの計算方式の例を示しますと、(1)米ドルとほかの通貨の為替レートを計算する場合、ドル対日本円は1:0.0111、対ユーロは1:1.2000、対豪は1:0.8263になります。

(2)したがって、それぞれの通貨をクロス(交差)計算しますと、円対ユーロは、0.0111:1.2000=1:108.10、円対豪ドルは、0.0111:0.8263=1:74.44、クロス通貨であるユーロ対豪ドルは、1.2000:0.8263=1:0.6885という比率です。

このように為替の取引では、通常は一旦米ドルを仲介して計算されるのを、直接外貨同士を対比して行いますが、その基準には米ドルが介在しています。これは国際通貨として認められているからですが、このように基準には使用しても、実際には別計算方法があるのです。

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カテゴリー:金融用語

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