固定相場制は固定為替相場制と同義語で、為替相場の変動を固定する制度のことです

固定相場制はすなわち、固定為替相場制のことで、英語では両方ともFixed Exchange Rate Systemと言います。世界中の国は自国の産物や製品を海外に輸出し、自国で必用になる産物や製品、原材料などを海外から輸入しています。輸出入無くして自給自足で成り立っている国はどこにもありません。

そこで活躍するのが輸出入で動く莫大なお金のやり取りで、そのために外国為替相場があります。したがって、この為替相場が変動すると輸出入業者の思惑が外れて、大損をしたり、あるいは思わぬ得をするという市場現象が発生します。

損をする業種があると一方で得をする業種がある典型的な例は、円が高くなると国内で100円のものが90円になり、輸出業関連は大きな損失を蒙りますし、その逆に円が安くなると100円のものが110円になるため輸出業関連は大儲けになります。円安還元などと輸入品を安売りするのはこのようなことがあるからです。

なお、円高とは円の価値が外貨より強くなることで、円安とは逆に弱くなることで、例えば1米ドル=100円が110円になるのは、円の価値が下落し、円安となります。

ところで、先進国は自国の経済基盤がしっかりしていますから、少々の為替相場の変動では影響を受けませんが、新興国や途上国ではこれが自国の経済に大きく影響するため、固定相場制の導入を歓迎します。

一方で、先進国はむしろ変動相場制のほうが得策になるとされています。簡単にメリットをあげますと、輸入物価が安定するのでインフレ変動を抑えることができ、逆にデメリットは資本移動の自由度と金融政策の自由度が両立しないことです。

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カテゴリー:金融用語

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