中国元は中華人民共和国の中国人民銀行が発行する通貨

中国元とは、中華人民共和国の通貨のことです。公式使用国は中華人民共和国で、非公式使用国および地域は香港・マカオ・朝鮮民主主義人民共和国・ミャンマー・モンゴル・ベトナムです。補助単位には「角」や「分」があります。

正式な名前は「円」と同じ漢字である「圆」であり、教科書や紙幣そのものなどには「圆」と書かれています。中国語では「元」も「圆」も同じ「yuán」と読むので、「圆」の略字という位置づけで使われるようになりました。また、通貨全般を表す意味も有しており、例えば、ユーロは「欧元」と表記します。

中国元の発行は、中国人民銀行により実施されています。中国人民銀行は中国唯一の国家銀行であり、中央銀行としての機能と市中銀行としての機能を併せ持っています。1979年から1994年までは、中国元とは別に外貨に交換することができる「兌換元」発行されていました。兌換とは引き換えるという意味です。

2005年7月21日に、自国通貨をさまざまな外貨(このときは日本円やユーロをはじめシンガポールドルなど11の通貨)に連動したレートとする固定相場制である通貨バスケットによって、自国通貨の変動範囲を固定しその範囲内で各国の通貨が自由に取引される管理フロート制が導入されました。

その際、事実上の人民元切り上げが生じたのです。また、一国二制度に基づいた香港特別行政区およびマカオ特別行政区において、それぞれ独自の香港ドルとマカオパタカが発行されています。

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カテゴリー:金融用語

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