通貨マフィアは国際通貨協調を担う通貨外交のプロフェッショナル

通貨マフィアとは、非公式会合において国際協調の根回しを行う各国の通貨当局者を指します。言わば国際通貨協調を担う外交のプロフェッショナルで、マフィアと言われる所以は、通常の外交ルートとは異なる隠密行動とることです。では、日本人ではどのような人物が活躍したのでしょうか。

ミスター円と呼ばれる財務官がその代表で、有名なのは、行天豊雄氏、榊原英資氏などです。また、日本銀行の総裁黒田東彦氏も、通貨マフィアの構成した重要なひとりです。財務官およびアジア開発銀行総裁を務めた黒田氏には、国際通貨外交における多彩な人脈があります。

財務官だったときには、G7の財務相や中央銀行総裁会議などで各国の当局者と通貨外交を展開しました。国際金融の分野における人脈の幅広さや知名度の高さは、日本人として突出したものがあります。時の首相安倍晋三氏は、日銀総裁人事において国際金融マフィアのサークル内でインナーとなれる能力も重要だとの発言をしていました。

そして、黒田氏には通貨マフィア出身初の日本銀行総裁という面もあります。この世界では、国際担当である財務官や財務次官経験者が中央銀行総裁になることは珍しくありません。

アメリカの2期目のオバマ政権で財務長官となったジャック・ルー氏も、長期間マフィアとして活躍していました。アジア開銀総裁としてリーマンショックやユーロ危機を乗り越えた黒田氏の功績も、国際的に高評価を得ているのです。

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カテゴリー:金融用語

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