現在は例外的に行われているヒストリカル・レート・ロールオーバー

ヒストリカル・レート・ロールオーバーは、過去に定めた外国為替取引のレートを使ってポジションの期日を延長し、損失や利益を先延ばしにすることです。言葉自体をそのまま訳すと「過去のレートで書き換えを行う」という意味になります。基本的には決済日に約定したレートで交換をするため、あくまでもこれは例外的な取引とされているのです。

利益を先延ばしにするという例は少ないのですが、損失を先延ばしにするという方法でヒストリカル・レート・ロールオーバーが用いられます。これによって、為替相場が有利な状況になったときに決済を行えるようになります。これを用いることによって損をする可能性が格段に下がりますが、ときには逆効果となってしまうこともあります。

損失が出たので様子見をしようという目的で行っても、その損失がどんどん膨らんでしまう可能性があります。場合によっては加速度的に膨らんでしまうため、致命的なマイナスとなってしまうこともあるのです。

ここまで極端な例は多くありませんが、先延ばしをすることはすべてにおいて良い方向へ働くわけではありません。ヒストリカル・レート・ロールオーバーは、原則禁止されている方法です。これは損失の先送りが問題視されたためです。

しかし原則禁止とはなっていますが、例外的にまだ行われている場合があります。このあたりは日本の法整備の問題なので、そう簡単に解決できる問題ではありません。盲点を突いて有利な取引をしようとする動きは、探してみると数多く見つかるのです。

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カテゴリー:金融用語

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