為替市場へ覆面介入が行われる理由と効果について

外国為替市場において、通貨当局が秘密裏に介入を行うことを覆面介入と呼びます。他には隠密という呼ばれ方をしている場合もありますが、こちらは正式な用語ではなく隠語として使われているものです。ちなみに秘密裏に行わない場合でも、前もって宣言するのではなく、行った後に事実を公表する形を取っているのです。

実際に覆面介入を行う場合は、通貨当局が直接外国為替銀行と売買を行います。通常は為替ブローカーを通すことが多いのですが、直接行うことによって情報が漏れるリスクを避けるためです。そしてこの方法にも、二つの種類があります。通貨当局が海外の金融当局へ代理で実施を依頼することは、委託介入と呼ばれます。

そして、各国の金融当局が連携する方法を協調介入と呼びます。二国間で行うのか、それとも各国で連携して行うのかが大きな違いですが、共通しているのは公表をしないということです。

覆面介入が行われる理由は、いつ行われたのか、実際に行われたのかという疑念を与えるためです。ほかには、日本政府自体が積極的に動いているわけではないというアピールとしても利用されます。

大きな為替介入は市場へ混乱をもたらすことになるため、批判の元になります。そのことを悟らせないために公表をしないのですが、もしかしたら操作が行われているのかもしれないという疑念からけん制をする目的でも行われます。大きな批判を避けつつも目標を達成するため、このような方法が取られるわけです。

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カテゴリー:金融用語

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