今日の為替相場の標準となっているフロート制について

フロート制とは変動相場制とも呼ばれているもので、通貨のレートを一定比率へ固定せずにマーケットの需要と供給によって自由に変動させる制度です。ただし完全に市場の動向へゆだねるわけではなく、中央銀行が市場介入することによって為替レートが操作される場合もあります。

厳密な意味では、完全に手を離れた状態とは言いがたいものなのです。
1971年に、アメリカのニクソン大統領が「ドルと金の交換停止」を表明しました。これによって金とドルの交換を前提に作られていた固定相場制がなくなり、フロート制が誕生します。

その後、1973年には主要先進国は移行を終え、最終的に1978年のキングストン合意(金の廃貨)によって新しい国際通貨体制が確立されることになったのです。ちなみにこの名前の由来は、ジャマイカにあるキングストンで開催された国際通貨基金(IMF)暫定委員会で承認されたことから来ています。

現在はスタンダードなものになっているフロート制ですが、これは完全なものではありません。資本取引が活発化することで、金利差が相場へ大きな影響を与えてしまい、通常とはかけ離れた水準で推移することがあります。

そんな状態になってしまったときには、前述したとおり中央銀行が介入することで正常化させるわけです。長い歴史の中で続く制度ではありますが、何か問題が起きたり予防をしたりするため各国が協調することで、現在も為替市場は正しい状態を保てています。

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カテゴリー:金融用語

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