特定通貨との結びつきを強めるためのペッグ制

ペッグ制とは、自国通貨と特定通貨との為替レートを一定に保つための制度です。これは貿易規模が小さいため、輸出競争力のある産業のない国などが多く採用しています。また、このときに利用されるものには、主要通貨である米ドルが主に選ばれています。

ただし、この他にも自国と貿易において結びつきが強い国と連動させる方法もあります。ちなみに名前にもなっている「ペッグ」という言葉は、釘止めして安定させるという意味です。

ペッグ制を導入することによって得られる最大のメリットは、安定が得られることです。交換レートを一定に保つことによって、切り下げの不安や自国通貨の売りが膨らむリスクを避けられるようになります。しかしそのためには、常に金融政策を施し続けなければならないというデメリットもあります。

また、リスクを避けられる効果はあるものの、完全に回避できるわけではありません。この制度を採用していながらも通貨がどんどん売り込まれることによって、変動相場制へ移行せざるを得なくなった国の例はたくさんあります。

ちなみにペッグ制では、対象となる通貨とのレートは維持されますが、すべてが対象となるわけではありません。その他の通貨との為替レートは変わらず変動していきます。だからこそ安定している主要とされるものや、自国と結びつきの強いものが対象として選ばれるわけです。あくまでも大きなリスクを避けるための方法なので、それなりにリスクもあるということです。

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カテゴリー:金融用語

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