ミセス・ワタナベとは、個人の小口FX投資家を指す俗称

ミセス・ワタナベとはキモノ・トレーダーとも言われ、個人の小口FX投資家のことを指す俗称です。日本人の女性(主に主婦)やサラリーマンの投資家に由来しており、アメリカやヨーロッパの報道機関によって名付けられました。

東京のインターバンク市場では、2007年頃から午後になると相場が反転する大きな要因がないにもかかわらず、為替相場の方向性が反対(ドル買いが中心)へと向く事象が頻繁に見られるようになります。

このようなことがしばしば起こったため原因を追究していくと、日本の主婦およびサラリーマンといった個人のFX投資家が中心となり、昼の休憩時間を使って一斉に円を売ってドルを買うという注文をしていたことがわかったのです。

日本の個人投資家が相場を大きく動かすほどの資金力を世界に知らしめたというわけです。このような現象から、日本を代表する姓で海外でもよく知られているものがワタナベだったことから、英国経済紙エコノミストで「ミセス・ワタナベ」という呼び名が使われました。

2002年から2005年までの3年間でのFX取引で、2007年には4億円ほどの所得を申告することなく1億3000万円ほどを脱税したという所得税法違反容疑で、50代の主婦が起訴されました。

この有罪判決が言い渡された事件が報道されたことから、FX取引は日本人の主婦のあいだでいっそう大きく注目されるようになったのです。ミセス・ワタナベは、今日では市場を動かす大きな力と認識され、大口取引をするプロディーラーでさえその動向に注目する存在にまでなっています。

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カテゴリー:金融用語

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