取引が活発に行われているように見せかける仮装売買

有価証券の取り扱いでは、禁止されている事柄も多くあります。最も有名な不正はインサイダー取引ですが仮装売買も禁止されており、実行した場合には十年以下の懲役、もしくは一千万円以下の罰金に問われることもある、罰の重い不正です。

仮装、という単語が付けられていますが、本気で取引を行うつもりがないのに売買を行う事例を指します。仮装売買という言葉が使われる場合、関わっている人間は一人であるということが多いのも大きな特徴です。一人で取引を行っても得になるわけではありませんが、売買高や価格を操作することが出来ます。

基本的に、金融市場では取引が活発に行われている商品は注目を浴びやすく、これが主な動機です。もちろん、損を出す可能性は高いものの、売買を一人で行っているので、大きく損を記録してしまうということは殆どありません。

金融市場で重要な指標である価格などを偽装された場合、その事実を知らない参加者は不利益を被ることがあり、これが禁止の理由です。金融市場に関わっていない方の場合はイメージしづらい犯罪かもしれませんが、滅多に起こらないというものではありません。

過去には仮装売買で逮捕されたという方も多く、ニュースをにぎわせたこともある犯罪となっています。似たような不正として馴れ合い売買というものもあり、こちらは複数の人間が関わっているのが特徴です。単独犯か、複数犯かの違いはありますが、基本的には同じ不正となっています。

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カテゴリー:金融用語

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