売り注文が多いときに出される特別売り気配

特別売り気配とは、取引所が買い注文を誘い出すために出して、需要と供給のバランスを取るためのものです。売り注文が大量にあるが買い注文がないという状況は、売買が成立しなくなってしまいます。そのため、このような特別措置をする必要があるわけです。

その名前からも分かるように、適正値を逸脱した特別な状態でのみ表示されます。その際には、該当銘柄の板情報へ「特」などの表示が出されるのです。基本的に証券所では、株価が激しく変動することを防いでいます。そのために設定されているのが更新値幅というもので、この間で動いているのならば問題ないという基準です。

この範囲内に買呼値と売呼値が含まれている状態が正常なのですが、売呼値だけがあって買呼値がないときに表示されるのが、特別売り気配というわけです。この表示が出るときには売買が一時停止することになり、どれだけ緊急の事態なのかがうかがえます。

特別売り気配になった場合は、売買が成立できるようになるまで気配値が変動していきます。その際には板寄せ方式が用いられ、一定時間ごとに気配を切り下げていきます。いくら売りたいと思っていても、それを買いたいという人がいなければ売買は成立しません。

そのような状態が常に続いてしまうことは、異常事態なのです。実際にこの状態が続いていくとストップ安になってしまうため、さらなる対策が必要になってしまいます。市場を正常にするためには、このような方法が用いられているのです。

この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:金融用語

このページの先頭へ