取引所外取引の種類と国内における位置づけ

取引所外取引とは、その名前の通り株式売買を取引所以外の場所で行うことです。これは1988年に取引所集中義務が撤廃されてから行われるようになったことで、株式を証券会社でもとりあつかえるようになりました。現在は多くの人が活用している方法ではありますが、このように規制されていた時代もあったわけです。

取引所外取引には、大きく分けて二つの種類があります。一つはダークプールと呼ばれているもので、これは法人向けです。基本的に外資系証券会社を中心とした参加者を対象に行われており、投資家の注文を証券会社内でつけ合わせて取引を成立させます。

この仕組みは、市場の透明性を阻害する原因にもなるという批判を受けている一面もあります。しかしそれ以上にメリットの部分が大きく、ダークプールの場合は取引所の1円単位とは異なり、0.1円単位で注文を出せることから高い約定率に期待できるので、どんどん規模が広がっています。

個人向けの取引所外取引としては、PTSとも呼ばれている私設取引システムがあります。こちらは電子情報処理システムを利用することで、同時に多数の顧客を相手に売買を行えるというものです。

開設のためには金融庁の認可が必要となっており、厳しく取り締まられています。この方式は欧州などで高いシェアを持っていますが、日本では市場全体の5%程となっており、あまり活用されているとは言えません。根幹部分は同じシステムなのですが、法人向けと個人向けとで大きな差が出ている取引方法なのです。

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カテゴリー:金融用語

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