ヤリ気配は株式市場で売り注文に見合う買い注文がなく、取引が成立しない状態

株式市場は常に株の売買があってこそ成り立ちますが、売り注文の銘柄があるのに、それを買う注文が無いと取引が成立しませんから、株式に値がつけられないのです。このように取引が成立しない状態をヤリ気配と言いますが、この言葉にはほかの意味もあり、売り手が提示する価格を指す場合もあります。

なお株式用語での「ヤリ」は「売り」のことです。
通常の取引では、売り手が示す価格と買い手が示す値段が一致した時点で取引が成立します。つまり、両者の思惑が一致した時点で「売った」「買った」という言葉が聞かれます。

しかし、双方が提示する価格に大きな開きが生じた場合、その状態は「気配値」であり、では一体いくらならば売るのか、いくらならば買うのかという条件のみが提示されます。この際に売り手側が示す株価がヤリ気配と呼ばれ、買い手側がオファーする値段を買い気配と言います。

これは売り方と買い方との駆け引きも加味され、売値を提示する側はもしかするともっと高値でも買い手が現れるのではないかという心理が働きますし、一方で買値を提示する側はもっと安くても株式を手放すのではないかという考えがあるからです。

タヌキとキツネの駆け引きにも似ていますが、株式の売買にはこのような心理も働くのです。これは人の心理としては自然なことで、誰もみすみす安い値段でものを売りたくありませんし、誰もが同じものならできるだけ安い値段で買いたいのは人情というものです。

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カテゴリー:金融用語

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